はじめに

　ビショップス大学での留学を終え、無事に日本に帰ってきました。留学前に長いだろうと感じていた８か月は、留学後には短くあっという間に感じました。日本に帰ってきた安心感もありますが、やはり貴重な体験である留学を終えたくなかったという寂しい気持ちが強いです。今回は、カナダでの留学生活の振り返りと、帰国後のことについてお話していきたいと思います。

留学スタート！！

カナダに留学を決めた理由

　私が留学をしたいと思ったきっかけは、これまでの海外経験です。最初は、高校生のときに家族旅行でシンガポールに行った際、街や人がキラキラして見え、自分の知らない世界がまだまだあると感じました。また、シンガポールで英語を上手く話せなかった悔しさから、海外の文化や言語に興味を持つようになりました。この経験から、国際文化学部で英語を学べ、様々な国際交流プログラムのある山口県立大学に入学しました。
　最初に、大学プログラムのオーストラリア短期語学・文化研修に参加しました。そこで、短期だけでは自分の英語力であったり、現地の文化を十分に学んだりすることはできないと感じ、さらに長期で海外に滞在してみたいと考えるようになりました。
　プログラムとして、アメリカへの交換留学という選択肢もありましたが、私はカナダ・ケベック州の特徴である、インターカルチュラリズム（異文化主義）を学びたいと思い、カナダへの交換留学を選びました。

留学で大切にしていたこと

日本の文化

　多文化社会のカナダで、文化を共有するということはとても大事なことだと留学生活で実感しました。食堂で友人から、そして通りすがりのおじいさんから、文化についてたくさん質問をされました。この経験から、日本のことをさらに好きになりましたし、反対に私が知らない日本がまだまだたくさんあることを知りました。日本文化をもっと学びたいと思い、また自国の文化を大切にしていこうと思いました。

友人たちと作った手巻き寿司！久しぶりの日本食でとても嬉しかったです！

笑顔

　コミュニケーションをとる上で、万国共通の「笑顔」を大切にしていました。英語が上手く聞き取れない、話せない時でも笑顔で反応すること、フランス語で話しかけられて分からない時でも笑顔で対応して話を展開するなど、挨拶で笑顔を心がけることによって、コミュニケーションがとりやすかったです。

最後まで笑顔で！！

留学で成長したこと

積極性

　授業などの場面では、必ず自分の意見が求められます。みんなが共有し合う場面で、自分はこうだと意見主張することや、プレゼンテーションのアイデアを共有する積極性を身に付けられたと思います。こうしたい、こうすればもっと良くなると思ったら、行動するようにしていました。行動せずに後悔するよりは、挑戦して後悔する方が良い！という考え方を持っていると、気持ちが楽になっていました。

自分を見直す力

　留学ではいくつもの困難と向き合いました。そんなときに、自分の良かった点、悪かった点を見直し、行動するということをしていました。もちろん、辛かったら友人に相談していました。この時に大事にしていたことは、悪かった点をしっかり受け止め改善すること、そして自分を大切にすることでした。いつもとは異なる環境で知っている人も少ないという状況にある留学では、つらいこともありますが、成長する絶好のチャンスだと思います。

自分は自分！周りは周り！

　海外の人たちは自分のことを良く知っているし、「自分」を持っていると思います。そのため、他人と比較せず、自分のことを共有するというスタンスがあるように感じられました。私もさまざまな人と関わっていく中で、そして自分を見直すことを大切にしていくことで、以前より「自分」を持てるようになり、周りの人たちを気にせず行動できるようになりました。

留学後について

　留学後は、主に単位認定などの書類作成、就職活動、卒業論文の作成に励んでいます。この留学を活かせるような就職活動や卒業論文の作成をして、残りの大学生活も最高なものにしていきたいです。

最後に

　この８か月間不安もたくさんあった中で、たくさんの方々に支えられ過ごしてきて、留学を最後まで楽しむことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。日本では体験できないようなことがたくさんできましたし、かげかえのない友人たちも作ることができました。この経験は、たくさんの人からサポートしてもらったからこそできた貴重な体験だということを忘れず、この留学経験を活かした活動を今後していこうと思います。最後に、今留学に興味を持っている人、挑戦しようとしている人に、「留学は人生の中でもさらに自分を成長させてくれる、価値ある挑戦です！」とお伝えしたいと思います。

思い出がたくさんできました！

カナダありがとう！！